プロジェクトレポート 2011道の駅 かでな

嘉手納のアイデンティティを確認する平和学習の拠点

戦後の嘉手納
戦後の嘉手納
嘉手納基地に飛来する米軍機
嘉手納基地に飛来する米軍機
戦前の嘉手納の村々
戦前の嘉手納の村々
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嘉手納のアイデンティティを確認する平和学習の拠点

当施設を訪れる修学旅行生や観光客は、米軍嘉手納基地を正面に望む屋上テラスで実際の基地を見て、頭上を飛び立つジェット戦闘機の爆音を体感したあと、この学習展示室に向かう。展示室では一転して、基地がない戦前の嘉手納の村々が再現されている。「戦前・戦後の地域の歴史を正しく継承し、町のアイデンティティを再確認する」というリニューアルコンセプトをもとに、基地と共存する現実と、基地のない戦前の村々の姿を明快に対比させ、見る人それぞれが平和とは何かを考える「平和学習の拠点」となることを目指した。アイデンティティの基盤である集落を表現した大型模型と戦前・戦中・戦後の空撮や古写真を収集した情報アーカイブは、町の人々にとっても地域の記憶を次世代につなぐ装置となる。リニューアルオープン後は、地域の人々の来館が大幅に増加している。

所在地
沖縄県中頭郡嘉手納町屋良1026-3
分野
歴史・観光
設立主体
嘉手納町
開館年月
2011年(平成23年)3月1日
規模
建築面積  765㎡
延床面積 1,487㎡
展示面積  168㎡
業務範囲
展示施設設計
展示制作・工事

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