プロジェクトレポート 2017
二宮尊徳記念館・日光市歴史民俗資料館



1階 尊徳記念館入口










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尊徳の教え「報徳」による、まちづくり拠点
日光復興に尽力した二宮尊徳を顕彰する「二宮尊徳記念館」と、市の歴史を紹介する「日光市歴史民俗資料館」が二宮尊徳終焉の地に設立された。
1階の二宮尊徳記念館は、両館のエントランスとして、誰もが知る「金次郎像」を中心に、日光の文化財や観光情報がわかる映像と、関連書籍をゆっくり閲覧できるベンチなどを設置し、明るく気軽に学べる空間となっている。尊徳記念館は奥に進むと尊徳の業績や教え、そしてその遺志を継ぐ息子と弟子の活躍が、資料や映像、模型で語られている。
2階の日光市歴史民俗資料館は、日光杉並木街道を演出した空間を通り展示室へ入る。ここでは日光山をテーマに日光の自然と歴史・文化が紹介されている。
両館を通じて、「(尊徳が説き広めた)報徳の教えの学習と実践によるまちづくり」の設立目的に寄与すべく、多くの人が集まり語りあう交流拠点の実現を目指した。
■所在地 | 栃木県日光市今市 |
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■分野 | 人文、歴史・民俗 |
■設立主体 | 日光市 |
■開館年月 | 2017年(平成29年)4月 |
■規模 | 延床面積 約2,000㎡ 展示面積 約450㎡ |
■業務範囲 | 展示基本設計 展示実施設計 展示製作・工事 |