プロジェクトレポート 2021波佐見町歴史文化交流館

旧家を再生し、波佐見独自の文化継承と新たな交流を創出

旧家を改修・増床し展示・収蔵庫、交流施設を整備
旧家を改修・増床し展示・収蔵庫、交流施設を整備
イラストや図版を多用した常設展示室(先史〜中世)
イラストや図版を多用した常設展示室(先史〜中世)
常設展示室(近世〜現代)
常設展示室(近世〜現代)
磁器が入れ替えしやすいように大型ケースを設置した特別展示室
磁器が入れ替えしやすいように大型ケースを設置した特別展示室
落ち着いて資料と対峙できる特別展示室
落ち着いて資料と対峙できる特別展示室
市民講座・ワークショップ等を展開する町民ギャラリー
市民講座・ワークショップ等を展開する町民ギャラリー
和室を多目的に使えるスペースとして改修
和室を多目的に使えるスペースとして改修
  • 旧家を改修・増床し展示・収蔵庫、交流施設を整備
  • イラストや図版を多用した常設展示室(先史〜中世)
  • 常設展示室(近世〜現代)
  • 磁器が入れ替えしやすいように大型ケースを設置した特別展示室
  • 落ち着いて資料と対峙できる特別展示室
  • 市民講座・ワークショップ等を展開する町民ギャラリー
  • 和室を多目的に使えるスペースとして改修

旧家を再生し、波佐見独自の文化継承と新たな交流を創出

本施設は、波佐見町の伝統文化や歴史遺産を共有し未来に繋げていくため、波佐見焼製造で栄えた旧橋本家住宅の家屋及び庭園を改修・増床して整備された。 展示では「交流」を視座に、山に囲まれた海のない町として独自の文化が形成された波佐見の特徴を視覚的に伝えるように構成した。仏教・キリスト教の伝播と広がり、天正遣欧少年使節による海外渡航、複数の藩が接する地域の独自性など、波佐見ならではの交流の様子を想起させるイラストをグラフィックウォール下部に展開。図版も多用したウォール内には展示資料ケースも組み込み、コーナーごとに差し替え式クイズシートを設置するなど、歴史に馴染みの少ない子どもにもわかりやすい構成とした。 本施設は、展示・収蔵・研究機能だけでなく生涯学習、ギャラリー、カフェなど地域交流機能を充実させたことで、町民の学び合いによる郷土への愛着や誇りの醸成と共に、歴史的建造物の活用による観光集客効果も期待されている

公式サイト
https://www.town.hasami.lg.jp/rekibun/
所在地
長崎県東彼杵郡波佐見町湯無田郷1010番地1
分野
歴史
設立主体
波佐見町
開館年月
2021年(令和3年)7月21日
規模
延床面積 1,019㎡(木造平屋建瓦葺 509㎡、新築棟 510㎡)
展示面積  353㎡
業務範囲
展示施設設計
展示制作・工事

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