亀山の情報を蓄積・発信・継承する図書館型文化情報拠点

亀山市立図書館は、亀山駅前周辺地区の再開発事業に伴い、JR亀山駅前に移転し2023年1月に新図書館として開館した。新図書館は、亀山市の文化情報拠点を目指していたことから、館内に新設された展示プラザでは、読書促進につながる仕掛け作りに留まらず、亀山市の過去とこれからの情報を「蓄積・発信し継承する」ためのシステム作りが命題とされた。
この実現に向け、1階の展示では亀山ゆかりの人物たちを、彼らが発した亀山にちなんだ言葉とともに印象的に紹介。2階の亀山を知る「情報発信コーナー」には、タッチモニター画面の亀山に関連したモーションキーワードに触れることで地域情報を探究していく「私たちの亀山アーカイブ」や、本型ケースを開くと亀山トピックがみられる「亀山のひみつ本」などを設置。地域に根差した情報が簡便に追加でき、成長性のあるデータバンクを意識した展示を導入することで、亀山の“情報の蓄積・発信・継承をする図書館”の具現化と、文化情報拠点としての機能強化につとめた。