プロジェクトレポート 2020
港区立みなと科学館



多目的ロビー










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都市機能の集積する街で“先進的な学び”を目指す科学館
みなと科学館は、世界で活躍する人材育成を図るべく『先進的な学びの、その先』に向けた活動を目指す施設である。理科教育の総合的な支援を目途に、実験室やプラネタリウムホール、企業・大学と連携した先進的な事業ができる多目的ロビー等の機能を充実した。
常設展示コーナーは“まちに息づく科学”の発見と探究をコンセプトに、港区の地域特性をふまえた「しぜん」「まち」「うみ」「わたし」の4テーマで構成。常設展示コーナーの中央に設置した体験型映像システム「みなと・クエストMap」で、ふだん意識することのない土地の成り立ちや、生活インフラ・生き物の分布等を、地図上で俯瞰的に見ることで気づきや探究ができるようにした。Mapを囲む「みなと・気づきWall」では、4テーマに関連したトピックを探究できる展示を、さらに外周では、より詳細の内容を楽しく学べる体験型展示を設置。中央の Mapから外周にかけて「気づき」→「探究」→「理解」という体験の流れをつくり、より学習効果を高める構成とした。
■所在地 | 東京都港区虎ノ門3-6-9 |
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■分野 | 理工 |
■設立主体 | 港区 |
■開館年月 | 2020年(令和2年)6月1日 |
■規模 | 延床面積 1,254㎡ 展示面積 316㎡ |
■業務範囲 | 基本計画 展示施設設計(基本・実施) 展示製作・工事 運営 |