プロジェクトレポート 2025日本科学未来館 5階常設展示 「未読の宇宙」

想像を超える宇宙探究の最前線を科学者の声と共に体験

知的探究のフロンティアへの興味を喚起するファサード演出
知的探究のフロンティアへの興味を喚起するファサード演出
実際の観測・実験データのビジュアライゼーション
実際の観測・実験データのビジュアライゼーション
来館者を惹き込む宇宙や物質の詩で始まる導入空間
来館者を惹き込む宇宙や物質の詩で始まる導入空間
目に見えない宇宙の様々なシグナルを可視化
目に見えない宇宙の様々なシグナルを可視化
重力波を観測する原理を1/1000のスケールで再現。
重力波を観測する原理を1/1000のスケールで再現。
最先端科学で宇宙の姿を捉える人類の知
最先端科学で宇宙の姿を捉える人類の知
科学者からビデオ通話がかかって来る演出
科学者からビデオ通話がかかって来る演出
個性の異なる複数のAIとの対話でさらなる興味を喚起
個性の異なる複数のAIとの対話でさらなる興味を喚起
  • 知的探究のフロンティアへの興味を喚起するファサード演出
  • 実際の観測・実験データのビジュアライゼーション
  • 来館者を惹き込む宇宙や物質の詩で始まる導入空間
  • 目に見えない宇宙の様々なシグナルを可視化
  • 重力波を観測する原理を1/1000のスケールで再現。
  • 最先端科学で宇宙の姿を捉える人類の知
  • 科学者からビデオ通話がかかって来る演出
  • 個性の異なる複数のAIとの対話でさらなる興味を喚起

想像を超える宇宙探究の最前線を科学者の声と共に体験

近年、人類の宇宙への探求と理解は飛躍的に進んでいる。想像を超えるスケールの観測・実験装置を駆使して宇宙の解明に挑む科学者たちの熱量の共有と、知的探究のフロンティアへの興味喚起を図るべく本展示は計画された。ここでは、目には見えない波長を含む光による宇宙観測、重力波の観測、ニュートリノ観測、粒子加速器実験の4つのアプローチを通して、天文学や素粒子物理学の知の最前線に迫る展示を導入。頭上を囲む3 6 0 度の大型スクリーンには、データビジュアライゼーションにより実際の観測・実験のデータを表出した。各コーナーの体験装置では、科学者からビデオ通話がかかって来る演出で研究者の声を聴きながら観測・実験を探究できる機能を導入。さらに、AIとの対話で疑問や探究をより深めていくコーナーを設けるなど、来館者が自ら問いを立て探求するきっかけをつくりだした。本展示が、宇宙の謎に触れるだけでなく、宇宙への興味をさらに深め未来の科学者や探求者を育む一助となることが期待されている。

 

公式サイト
https://www.miraikan.jst.go.jp/exhibitions/world/unread/
所在地
東京都江東区青海2丁目3番6号
分野
科学系文化施設
設立主体
国立研究開発法人科学技術振興機構
公開年月
2025年(令和7年)4月23日(リニューアル)
規模
延床面積 40,589.74㎡
展示面積   135㎡(リニューアル部分)
業務範囲
展示施設設計
展示制作・工事
受賞等
日本空間デザイン賞2025 ShortList 入選
2025グッドデザイン賞
第59回日本サインデザイン賞 入選

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プロジェクトインタビュー:日本科学未来館 様

「既知の知識を伝える」のではなく「未知へのわくわくを共有する」展示をめざして
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「既知の知識を伝える」のではなく「未知へのわくわくを共有する」展示をめざして

日本科学未来館(以下、未来館)で新たに公開された常設展示「未読の宇宙」は、これまで公開されていた常設展示「ニュートリノから探る宇宙(2002年~)」、 「加速器で探る素粒子と宇宙(2006年~)」 に入れ替わって導入された新しい常設展示で、スーパーカミオカンデや重力波望遠鏡、粒子加速器など巨大な観測・実験装置を駆使し、研究者たちがどのように宇宙を読み解こうとしているかを体感することを目的につくられました。本稿では、未来館様のご担当者と当社のプロジェクト担当者が、プロジェクトへの想いやこだわりを語っています。

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