プロジェクトレポート 2023名護博物館 移転リニューアル

自然と共にあるくらしの豊かさを未来へつなぐ施設へ

沖縄近海に生息する鯨類と海のくらし展示
沖縄近海に生息する鯨類と海のくらし展示
サンゴ礁から山にかけての環境とくらしをジオラマで再現
サンゴ礁から山にかけての環境とくらしをジオラマで再現
「まち・ムラ」のくらし展示、背景はやんばるの自然と1日の移ろい(朝~夜)を表現
「まち・ムラ」のくらし展示、背景はやんばるの自然と1日の移ろい(朝~夜)を表現
1階では大地の成り立ちや歴史を紹介
1階では大地の成り立ちや歴史を紹介
3体の骨格標本を同じ空間にダイナミックに展示
3体の骨格標本を同じ空間にダイナミックに展示
源流付近の山の風景と猪垣と山仕事の道具
源流付近の山の風景と猪垣と山仕事の道具
民家の庭にあったフール(便所)を断面造形で再現
民家の庭にあったフール(便所)を断面造形で再現
民家内部のくらしを再現、旧博物で使われていた貴重な県産材を再生利用
民家内部のくらしを再現、旧博物で使われていた貴重な県産材を再生利用
人の一生と儀礼の展示
人の一生と儀礼の展示
名護・やんばるの沖縄戦、中南部とは異なる沖縄戦の実相を紹介
名護・やんばるの沖縄戦、中南部とは異なる沖縄戦の実相を紹介
  • 沖縄近海に生息する鯨類と海のくらし展示
  • サンゴ礁から山にかけての環境とくらしをジオラマで再現
  • 「まち・ムラ」のくらし展示、背景はやんばるの自然と1日の移ろい(朝~夜)を表現
  • 1階では大地の成り立ちや歴史を紹介
  • 3体の骨格標本を同じ空間にダイナミックに展示
  • 源流付近の山の風景と猪垣と山仕事の道具
  • 民家の庭にあったフール(便所)を断面造形で再現
  • 民家内部のくらしを再現、旧博物で使われていた貴重な県産材を再生利用
  • 人の一生と儀礼の展示
  • 名護・やんばるの沖縄戦、中南部とは異なる沖縄戦の実相を紹介

自然と共にあるくらしの豊かさを未来へつなぐ施設へ

1984年開館の名護博物館は、老朽化等による休館を経て、この度移転し、名護・やんばるの自然と文化の発信拠点として再出発した。リニューアルでは、やんばるの豊かな自然と人々のくらしの密接なつながりを視座に展示を再構成。導入部1階では、やんばるの概要を自然特性や生物多様性、先史時代からの歴史等を切り口に、映像や歴史年表でわかりやすく紹介した。2階では集落と環境の観点から、「海」「山」「まち・ムラ」をテーマに展示を構成。自然と人の営みが不離一体であった時代の“名護・やんばるのくらしの情景”を再構成した展示の他、北部地域の沖縄戦の実相、今日にも息づく儀礼や祭祀等を資料中心に紹介している。説明的な展示表現を抑え実物資料を主体に素朴なくらしのぬくもりを感じさせる展示を追求し、豊かさとは何かを現代に問いかける展示を目指した。展示整備は、市民による資料提供や県産材の活用等、地域連携で推進。名護博物館の理念である“ぶりでぃ(群手=みんなの手)”に込められた、多くの人々との協力・連携による博物館活動の推進に立脚した地域参加の展示整備につとめた。

公式サイト
https://www.city.nago.okinawa.jp/museum/
所在地
沖縄県名護市大中4丁目20番50号
分野
総合
設立主体
名護市
開館年月
2023年(令和5年)5月2日
規模
延床面積 3,536.93㎡
展示面積  1,297.14㎡
業務範囲
基本構想
基本計画
展示施設設計
展示制作・工事

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