プロジェクトレポート 2022松浦武四郎記念館 展示リニューアル
松浦武四郎の多彩な功績と“人間力”に迫る展示を目指して
松浦武四郎の多彩な功績と“人間力”に迫る展示を目指して
本施設は「北海道の名付け親」と称される松浦武四郎の波乱に満ちた人生とその多彩な功績を伝えるため、1994年(平成6年)に開館した。本リニューアルでは、これまでの研究成果の反映と、武四郎の“人間力”に迫る展示が求められた。
導入部では、武四郎が晩年まで愛し自ら描いた大台ケ原の情景と共に、彼の旅の軌跡とも言える晩年の書斎「一畳敷」の原寸再現模型を展示。続くテーマ展示室1では、多彩な分野で活躍した武四郎の魅力を、誰もが感情移入しやすい大型アニメーション映像で紹介している。テーマ展示室2では、歩き、交わり、描き、伝え、集める達人であった奇才武四郎の多彩な功績をテーマ別に紹介すると共に、彼の集大成である「東西蝦夷山川地理取調図」の高精細プリントテーブルを配置。蝦夷地調査の背景にある武四郎とアイヌの人々との深い交流や文化への理解を紹介し、現代社会にも通じる武四郎の「さまざまな価値観を受け入れる広い心」や「偏見を持たない眼差し」を広く伝えていく展示を目指した。
- 公式サイト
- https://takeshiro.net/
- 所在地
- 三重県松阪市小野江町383
- 分野
- 記念館
- 設立主体
- 松阪市
- 開館年月
- 2022年(令和4年)4月24日 リニューアルオープン
- 規模
- 延床面積 850㎡
展示面積 472㎡ - 業務範囲
- 建築改修設計
展示施設設計
展示制作・工事
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