プロジェクトレポート 2021東海村 歴史と未来の交流館
「交流館を拠点とした活動の循環」を未来につなぐ施設
「交流館を拠点とした活動の循環」を未来につなぐ施設
本施設は、東海村をまるごと屋根のない博物館と見立てて村全域をフィールドに歴史や自然を体感する「とうかいまるごと博物館」活動の拠点施設である。 展示室1は、活動成果を反映し季節や活動テーマに応じて、村民参加で展示室を更新できる空間とし、グラフィックを積層した展示ボックスや、東海村の地形マップなどの内容を簡易に更新できる「みんなで作れるしくみ」を導入した。 展示室2は「人がつくってきた歴史=物語」と捉え、『東海村の物語』という設定で童話のように村の歴史を読んでいく構成とした。物語への没入感を妨げないよう、資料保護のためのガラスも床から天井いっぱいに立ち上げることで存在感を抑えている。 ここでの展示体験が、村全域での活動や交流につながり、その成果がふたたび交流館の展示や活動に反映される「交流館を拠点とした活動の循環」となり、東海村の“未来のまちづくりや人づくり”につながっていくことが期待されている。
- 所在地
- 茨城県那珂郡東海村大字村松768-38
- 分野
- 郷土、交流施設
- 設立主体
- 東海村
- 開館年月
- 2021年(令和3年)7月24日
- 規模
- 延床面積 2,835.6㎡
展示面積 197㎡
展示室1 105㎡
展示室2 92㎡ - 業務範囲
- 展示施設設計(元請:株式会社梓設計)
展示制作・工事
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