SDGsへの取り組み
ターゲット17.17視点での、より積極的な“共創によるSDGsの推進”へ
私たちトータルメディア開発研究所は、得意先が整備するコミュニケーション環境の開発・整備を通して、様々な分野のSDGsの達成に貢献してまいりました。また、施設運営事業においては、事業・運営の主体者として活動プログラムやイベントを通して、SDGsへの取り組みを広く市民への普及に努めています。
社会におけるSDGsへの取り組みがますます広がる中、今後はこうした展開に加え、当社の事業特性をいかした幅広い連携と協働により、SDGsターゲット17.17*パートナーシップ視点での、より積極的な“共創によるSDGsの推進”を目標に掲げ取り組んでまいります。
実施にあたり「トッパングループ環境ビジョン2050*」のもとに、特に注力すべき3つのマテリアリティ(重要課題)と9つの取り組みテーマを定め、国・地方自治体・企業・教育研究機関・各種団体・市民とのパートナーシップによる共創を通して、広く社会にむけたSDGsの実装化につとめていきます。
*ターゲット17.17:さまざまなパートナーシップの経験や資源戦略を基にした、効果的な公的、官民、市民社会のパートナーシップを奨励・推進する。
*関連リンク トッパングループ環境ビジョン2050
■当社の事業活動マテリアリティと取り組みテーマ
■コミュニケーション環境整備プロジェクトにおける主な取り組み事例
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かごしま環境未来館 リニューアル
本施設は、来館者が環境について関心や理解を深め、自発的な環境保全活動の実施と、活動の輪を広げていくことを目的とした学習・活動拠点施設です。
当社では展示計画にあたり、「気づく」「知る」「考える」「つなげる」の4つのゾーンで空間を構成し、パズルやブロック等を取り入れた体験装置も組み合わせて、遊びながら環境問題を学べるしくみを導入。展示体験を通して自発的な環境保全活動への意識が醸成されていく場づくりを図りました。 かごしま環境未来館 公式ページへのリンク かごしま環境未来館 当社実績紹介ページのリンク -
水素情報館「東京スイソミル」
「東京スイソミル」は、日本初の水素エネルギーをテーマにした情報発信及び学習の機会を提供する施設として計画されました。
当社では、水素という目に見えない次世代エネルギーを、子どもたちをはじめ一般市民にわかりやすく伝えるために、水素をモチーフにした親しみやすいキャラクターを組み合わせた体験型展示を随所に導入。水素エネルギーを利用した未来社会のイメージを共有してもらう環境をつくり、次世代エネルギーとしての水素の可能性の普及啓発に努めています。 水素情報館「東京スイソミル」公式ページへのリンク 水素情報館「東京スイソミル」当社実績紹介ページのリンク -
熊本城ミュージアム わくわく座
熊本市の中心市街地活性化を図って整備された「桜の馬場 城彩苑」。その中にある「熊本城ミュージアム わくわく座」は、熊本城や旧城下町の観光のガイダンス機能を担う施設として計画されました。
当社はPFI事業の構成企業として本施設の整備に携わり、歴史考証と遊び心を融合した展示を積極的に導入し、観光客が楽しみながら熊本城への興味を深めていく場をつくりました。
開館後も引き続き指定管理者として本施設を運営し、観光周遊の促進による周辺地域の経済波及効果の創出と、震災で被災した街のシンボル熊本城の復興に努めています。 熊本城ミュージアム わくわく座 公式ページへのリンク 熊本城ミュージアム わくわく座 当社実績紹介ページのリンク -
大和ハウスグループ みらい価値共創センター コトクリエ
本施設は、創業者 石橋信夫氏の生誕100周年を迎える2021年に、ゆかりの地である奈良県に開所された大和ハウスグループの地域に開かれた研修施設です。
本プロジェクトの関係者が、社員との対話やワークショップを重ねて見出した目指すべきリーダー像=「変革力」を身につけた人財。
当社では、その育成に資する情報やメッセージを伝える多種多様な展示を、あらゆる場がシームレスにつながる建築空間の随所に点在させ、さらなる研鑽と共創を促す場づくりを図りました。 大和ハウスグループ みらい価値共創センター コトクリエ 公式ページへのリンク 大和ハウスグループ みらい価値共創センター コトクリエ 当社実績紹介ページのリンク -
東日本大震災・原子力災害伝承館
本施設は、人類がかつて体験したことのない複合災害の記録や教訓と、復興する過程のドキュメントを収集・保存・研究し、風化させずに後世に継承し、世界に発信していく施設です。
展示では、地震・津波・原子力災害、そして復興の過程を、臨場感を持って紹介するシアターや、災害の悲惨さや災害後の苦難、復興の取り組みなどを被災者の証言映像で紹介する展示などを導入。過去の伝承のみならず復興を共に考えていく拠点としての機能も重視した施設づくりに取り組みました。 東日本大震災・原子力災害伝承館 公式ページへのリンク 東日本大震災・原子力災害伝承館 当社実績紹介ページのリンク -
おしかホエールランド 再建
2011年、東日本大震災の津波による被災で多くの資料が流出・水損しましたが、文化庁を中心とした文化財レスキューによりその一部を救出することができました。
当社では、救出された資料を可能な限り活用し当時の展示の要素を残しつつも、クジラの生態と牡鹿の鯨文化を伝え、後世へと残していく新たな環境を構築しました。展示の再建にあたっては、地元住民や地元宮城のクリエイターと連携しながら、展示を「地元の力でつくりあげる」というプロセスを通じて、復興へ向けた地域の機運醸成を目指しました。 おしかホエールランド 公式ページへのリンク おしかホエールランド 当社実績紹介ページのリンク
■当社の運営館における主な取り組み事例
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福岡市科学館『みんなのSDGs展』
子どもたちに、「SDGs」をもっと身近に感じてもらうためのイベントとして、親子で楽しみながらSDGsについて学べる展示・ワークショップを2020、2021連続で開催しています。子どもたちに体験の成果を家庭に持ち帰っていただき、各家庭でSDGsへの取り組みを始めてもらうことを企図しています。
2030年の福岡を考えるWEBによるSDGs家族会議など関連事業も併行して立上げ、継続的に幅広い活動の展開を図っています。 福岡市科学 公式ページへのリンク 福岡市科学館 当社運営実績ページのリンク -
さすてな京都『SDGs普及への取り組み』
持続可能な世界を実現するための17の開発目標を、17のアイコンパネルで紹介する「SDGsコーナー」を設置。カードゲームを使ったSDGsの学習プログラムや、環境に配慮した行動へとつなげていく「SDGsフェスタ」などを開催しています。その他、大手企業と連携し食ロス対策や最先端環境技術をテーマにプログラムを独自開発。伝統工芸産業、京都超SDGsコンソーシアム等、多彩な団体とも連携しSDGs活動を展開中です。
実施にあたり、共同事業者(公財)京都市環境保全推進協会の専門的知見を得て、来館者や施設職員の環境人財への育成を継続。京都市では本施設は「先進的環境教育活動を実践する施設」「SDGsの拠点」として位置づけられ、当社は運営受託者として今後も幅広い事業の積極的な展開を計画しています。 さすてな京都 公式ページへのリンク さすてな京都 当社運営実績ページのリンク -
みなと科学館『SDGs 燃料電池を学ぼう@みなと科学館』
化石燃料に頼らない社会・脱酸素社会に向けた取り組みの一つとして注目を集める水素を使った燃料電池について、その仕組みを楽しく学んでもらうため、区内の企業との連携により、燃料電池教室を開催。電気分解で水素を作る実験や、燃料電池で動くラジコンカーの操縦体験をはじめ、本物の燃料電池自動車による給電のデモンストレーションを行いました。 みなと科学館 公式ページへのリンク みなと科学館 当社運営実績ページのリンク
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e-とぴあ・かがわ『Setouchi-i-Base』
2020年11月、当社が指定管理を担う「e-とぴあ・かがわ」に、「Setouchi-i-Base」がオープン。「人が集い、学び、交わり、共創する、オープンイノベーション拠点」をコンセプトに、情報通信関連分野の人材の育成や活動・交流の場の提供、ビジネスマッチング支援を3本の柱として多彩な活動を展開しています。
起業、第二創業や既存企業の競争力強化を推進し、若者の働く場を創出することで県内定着を促進するとともに、本県経済の活性化に取り組んでいます。 情報通信交流館e-とぴあ・かがわ 公式ページへのリンク 情報通信交流館e-とぴあ・かがわ 当社運営実績ページのリンク
■当社の企業活動マテリアリティと取り組み
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社会
- マテリアリティ(重要課題)
- 従業員の健康・働きがい
すべての従業員が働きやすい環境づくり
- 取り組み例
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- ・TOPPANグループ企業としての各種支援制度(子育て支援・健康・福祉・資産形成など)の導入
- ・職場ハラスメント防止・人権尊重など各種セミナー実施
- ・運営館における障がい者雇用
- ・リモートワークなどを活用した柔軟な働き方の導入
- ・女性社員管理職登用 など
- 関連するSDGs
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環境
- マテリアリティ(重要課題)
- 環境配慮・持続可能な生産
地球環境と調和した企業活動の展開
- 取り組み例
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- ・地球環境と調和した企業活動
- ・2000年代よりISO14001環境マネジメントを構築し認証を取得(オフィスエコ活動の実施を継続)
- ※関連ページリンク
- 関連するSDGs