プロジェクトレポート 2017沖縄県立博物館・美術館 博物館常設展示改善事業
琉球国における梵鐘のあり方を伝える整備
琉球国における梵鐘のあり方を伝える整備
本事業では、古琉球の文化財の価値と王国文化の魅力を高めるため、常設展示の一部に地域の特徴を有する梵鐘の展示を追加した。屋内には「万国津梁の鐘」と「古琉球の文化」に関する2つのステージ、屋外には「旧大聖禅寺鐘」を展示す る鐘楼を整備し、手法を工夫することで県内外から訪れる来館者の多様なニーズに応える展示を展開した。 メインの展示となる重要文化財「万国津梁の鐘」は打音が定刻に響き渡る演出を行い、鐘に刻まれた4面の銘文は7カ国語の解説を選択でき、3Dモデルで鐘の特徴を解説している。「古琉球の文化」ステージではこれまで未公開だったものを含め計9口の梵鐘を展示。各梵鐘の詳細情報や、旧首里城周辺での配置を古地図上に示す映像を展開する。 屋外に設置した鐘楼はRC造の躯体で強度を確保しつつ、伝統的な琉球赤瓦や木製の建具を用いて15世紀頃の鐘楼を再現している。
- 所在地
- 沖縄県那覇市おもろまち3丁目1-1
- 分野
- 観光・歴史
- 設立主体
- 沖縄県
- 開館年月
- 2017年(平成29年)2月
- 規模
- 延床面積 23,700㎡
展示面積 250㎡ - 業務範囲
- 展示施設設計
展示制作・工事
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