プロジェクトレポート 2022新宿御苑ミュージアム

旧皇室庭園「新宿御苑」400年の歴史を体感する「記憶の庭」

新宿御苑ミュージアム外観
新宿御苑ミュージアム外観
ミュージアムのエントランス
ミュージアムのエントランス
新宿御苑の歴史を紹介する「シアター展示室」
新宿御苑の歴史を紹介する「シアター展示室」
「シアター展示室」四季の映像:春
「シアター展示室」四季の映像:春
「シアター展示室」四季の映像:秋
「シアター展示室」四季の映像:秋
タッチテーブル式「御苑今昔マップ」
タッチテーブル式「御苑今昔マップ」
フラッシュ撮影で背景が変化する菊の展示
フラッシュ撮影で背景が変化する菊の展示
皇室庭園時代の風景を再現
皇室庭園時代の風景を再現
桜のアクリル標本
桜のアクリル標本
縦格子を使ってデザインしたファサード
縦格子を使ってデザインしたファサード
  • 新宿御苑ミュージアム外観
  • ミュージアムのエントランス
  • 新宿御苑の歴史を紹介する「シアター展示室」
  • 「シアター展示室」四季の映像:春
  • 「シアター展示室」四季の映像:秋
  • タッチテーブル式「御苑今昔マップ」
  • フラッシュ撮影で背景が変化する菊の展示
  • 皇室庭園時代の風景を再現
  • 桜のアクリル標本
  • 縦格子を使ってデザインしたファサード

旧皇室庭園「新宿御苑」400年の歴史を体感する「記憶の庭」

国内屈指の近代西洋庭園「新宿御苑」。江戸時代の信州高遠藩主 内藤家の屋敷地が明治維新以降、国の農事試験場、宮内省御料地、皇室庭園等を経て、現在の国民公園に至る400年の歴史・文化を魅力的に伝えることが本ミュージアムの命題であった。
その実現のため、400年の変遷が蘇る「記憶の庭」を展示コンセプトに、導入部では床・壁全面映像投影による没入感に富んだシアターを配置。新宿御苑の四季を美しく奏でる映像演出に続き、各時代の園内にタイムスリップするストーリー映像を展開し、かつての宮廷庭園技師を案内役に、時代ごとの人々の往来を感じながら園内を散策するように風景の移り変わりを楽しめる内容とした。
また、明治末期に建設が計画されていた宮殿を、当時の資料を基に想定再現したVR映像や、デジタルタッチテーブル式の「御苑今昔マップ」、外国人観光客向けの二次元コードを使った多言語解説なども導入し、国内外の幅広い観光利用に資する情報発信拠点づくりにつとめた。

所在地
東京都新宿区内藤町11
分野
人文系文化施設
設立主体
環境省自然環境局 新宿御苑管理事務所
開館年月
2022年(令和4年)12月3日
規模
延床面積 360.64㎡
展示面積 298.62㎡
業務範囲
展示施設設計
展示制作・工事
受賞等
グッドデザイン賞2023 公共空間/土木/景観 部門
日本空間デザイン賞2023 Shortlist(入賞)( 外部リンク 外部リンク)

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