プロジェクトレポート 2020
三笠ターミナル/猿島ビジターセンター



導入部のグラフィック演出










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猿島や第二海堡の魅力をビジュアルな展示手法でメッセージ
本施設は、東京湾に浮かぶ無人島・猿島と、かつて首都防衛の要塞だった人工島・第二海堡(かいほう)の観光拠点として整備された。1階は乗船チケット販売や観光案内機能を備えた「三笠ターミナル」、2階の「猿島ビジターセンター」は、猿島や第二海堡の魅力を伝える展示スペースとなっている。
展示では、猿島を俯瞰する床面展示や、4K高精細映像による猿島の紹介動画などを展開。通路や窓、階段部には、大型グラフィックで、島内の環境演出や洋上の景観演出、QRコードを使った動画紹介等も組み合わせ、観光へのモチベーションを喚起するようにした。また館内には、1914年建設当初の第二海堡を復元した模型や、海堡の構造を図解したグラフィックなど、第二海堡のベールに包まれた東京湾要塞の歴史とその背景を解き明かすコラボ企画展示もあり、一般から歴史愛好家まで、幅広い層にアピールできる内容になっている。
■所在地 | 神奈川県横須賀市小川町27-16 |
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■分野 | 観光 |
■設立主体 | 株式会社トライアングル |
■開館年月 | 2020年(令和2年)7月15日 |
■規模 | 延床面積 550.76㎡ 展示面積 192㎡ 1階観光情報コーナー 12㎡ 2階猿島ビジターセンター 180㎡ |
■業務範囲 | 展示施設設計 展示制作・工事 |