プロジェクトレポート 2022北九州市科学館 スペースLABO
「フシギがれ!」 フシギ創発装置としての科学館
「フシギがれ!」 フシギ創発装置としての科学館
児童文化科学館がスペースワールド跡地に移転し北九州市科学館スペースLABOとしてリニューアル。子どもたちの科学的な思考を養うことを目指す本施設のスローガンは「フシギがれ!」。“不思議と思う気持ちは科学の入口”をテーマに施設全体をフシギ創発装置と捉えて計画された。
1階は北九州をテーマに同地出身の竜巻博士藤田哲也氏を顕彰し、国内最大級の竜巻発生装置を導入。2階は科学のフシギ現象をテーマに、国内最大級の振り子や340mのパイプによる音速体験装置など、日常では体験できないスケール感の装置を随所に配置し、科学現象をダイナミックに体感できるように構成した。
また、プラネタリウムのある3階は、アポロ司令船などの大型資料や月の石を漆黒の空間に展示し、宇宙に思いを馳せながら投映タイムを待つホワイエとするなど、館全体が科学のフシギを創発する装置として、子どもから大人まで誰もが楽しめる展示体験を提供している。
ナカサ & パートナーズ
- 公式サイト
- https://www.kitakyushuspacelabo.jp/
- 所在地
- 福岡県北九州市八幡東区東田4-1-1
- 分野
- 科学館
- 設立主体
- 北九州市
- 開館年月
- 2022年(令和4年)4月28日
- 規模
- 延床面積 約5,470㎡
展示面積 約1,863㎡ (1階 約311㎡、2階 約1,125㎡、3階 約427㎡) - 業務範囲
- 調査
基本計画
展示施設設計
(トータルメディア・丹⻘社 北九州市新科学館設計共同企業体)
展示制作・工事
(トータルメディア・丹⻘社 北九州市新科学館制作設置共同企業体)
VIデザイン
(トータルメディア・丹⻘社 北九州市新科学館設計共同企業体)
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プロジェクトインタビュー:スペースLABO(北九州市科学館)様
多くの人たちにとってワクワクする『科学の入口』となる施設を目指して
2022年4月、スペースワールド跡地に、スペースLABO(北九州市科学館)がオープンしました。子どもたちの科学的な思考を養うことを目指す本施設のスローガンは「フシギがれ!」。“不思議と思う気持ちは科学の入口”をテーマに、施設全体をフシギ創発装置として館内のいたるところにワクワクする工夫が施されています。
今回のプロジェクトはトータルメディア開発研究所と丹青社の共同企業体で設計、制作を行いました。本稿では、スペースLABO管理課長の遠藤様と当社プロジェクト担当者がプロジェクトを振り返りながら、スペースLABOに込めた想いやさまざまなエピソードを語っています。