プロジェクトレポート 2020ニフレル およぎにふれる (すがたにふれるゾーンリニューアル)

生きものたちの多様な「泳ぎ」を浮かび上がらせる空間

「およぎにふれる」導入部
「およぎにふれる」導入部
連続する水槽が神秘的な展示空間
連続する水槽が神秘的な展示空間
生きものたちの「影」を使った空間演出
生きものたちの「影」を使った空間演出
水の演出を投影する大型曲面スクリーン
水の演出を投影する大型曲面スクリーン
水滴による美しい水紋の広がりを投影
水滴による美しい水紋の広がりを投影
背景のミラーを活用して、奥行感のあるイメージを空間演出
背景のミラーを活用して、奥行感のあるイメージを空間演出
水の流れを想起させる曲線を使ったデザイン
水の流れを想起させる曲線を使ったデザイン
俳諧を使って魚の特徴を示す紹介文
俳諧を使って魚の特徴を示す紹介文
魚の影と水槽の刻印の影を一体化した紹介文
魚の影と水槽の刻印の影を一体化した紹介文
多様な「泳ぎ」を象徴的に浮かび上がらせるモノトーンの空間
多様な「泳ぎ」を象徴的に浮かび上がらせるモノトーンの空間
  • 「およぎにふれる」導入部
  • 連続する水槽が神秘的な展示空間
  • 生きものたちの「影」を使った空間演出
  • 水の演出を投影する大型曲面スクリーン
  • 水滴による美しい水紋の広がりを投影
  • 背景のミラーを活用して、奥行感のあるイメージを空間演出
  • 水の流れを想起させる曲線を使ったデザイン
  • 俳諧を使って魚の特徴を示す紹介文
  • 魚の影と水槽の刻印の影を一体化した紹介文
  • 多様な「泳ぎ」を象徴的に浮かび上がらせるモノトーンの空間

生きものたちの多様な「泳ぎ」を浮かび上がらせる空間

「感性にふれる」をコンセプトに、生きものたちの多様な個性を紹介するミュージアム「ニフレル」に、「泳ぐ」という行動にフォーカスを当てた新たな展示ゾーンを整備。多様な「泳ぎ」を浮かび上がらせるために、踊るようにヒレをひらひらさせたり、体全体をくねらせながら泳ぐ生きものたちの「影」を使った空間演出を行った。
実現までに、複数の大きさの水槽、様々な照明を用いた実験を何度も繰り返したが、あえて単色でシンプルな“影”を使い形や動きを際立たせる事で、“水中”という重力に縛られない環境で進化適応した生きものたちの生態を浮き彫りにすることができた。また、俳諧を使って魚の特徴を示す紹介文にも「影」を使うなど遊びごころのある演出を加えるとともに、水滴による美しい水紋の広がりを空間に投影するなど、来館者があたかも水の世界に共存し生命の神秘に新たな視点から気づく環境づくりを図っている。

公式サイト
http://www.nifrel.jp/
所在地
大阪府吹田市千里万博公園2-1
分野
水族
設立主体
株式会社海遊館
開館年月
2020年(令和2年)2月28日
規模
建築面積 3,512.49㎡
延床面積 7,220.75㎡
展示面積  218.80㎡
業務範囲
展示施設設計
展示制作・工事
受賞等
日本空間デザイン賞 銀賞 受賞( 外部リンク 外部リンク)

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プロジェクトインタビュー:生きているミュージアム ニフレル 様

<big>生きものたちが持つ多様な個性をテーマにした新しい施設を目指して</big>
ピックアップ事例

生きものたちが持つ多様な個性をテーマにした新しい施設を目指して

 
「生きているミュージアム ニフレル」は、従来の水族館・動物園の枠にとらわれず、生きものが持つ多様な個性をテーマに、その魅力を間近で楽しめる国内でも類を見ない施設です。2015年の開館以来、斬新なアイデアのゾーンが次々に生まれ、現在も多くの人々がニフレルを訪れています。当社は海遊館のお仕事を皮切りに、ニフレルの計画段階から長きにわたり、プロジェクトをお手伝いさせて頂いております。本稿では、ニフレルの小畑館長と当社のプロジェクト担当者が、対談形式でプロジェクトへの想いやこだわりを語っています。

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