プロジェクトレポート 2023深谷市旧渋沢邸「中の家」リニューアル
旧渋沢邸の歴史に宿る様々な価値を伝える展示エリアを新設
現存する旧渋沢邸「中の家(なかんち)」主屋は、渋沢栄一生誕の地に、栄一の妹夫妻が明治28年に上棟した建物である。上棟から120年以上を経た主屋を未来へと遺し伝えていくために、令和元年から耐震改修が行われ、伝統的な工法で瓦屋根や壁の細部まで当時に近い形で復元。改修に伴い、本邸宅が渋沢国際学園として使われた時代に大きく改築された北側部分には展示エリアが新設された。展示では、80歳代の渋沢栄一のアンドロイドが映像に合わせて、家族やふるさと血洗島の思い出、商いのこころなどを語る“渋沢栄一アンドロイド・シアター”を設置。「中の家」と渋沢家の人々に関する年譜や、煉瓦製のカマド跡の遺構、大河ドラマで使用された衣装や深谷大河ドラマ館で展示されたセットの一部なども公開し、渋沢邸を様々な視点で楽しみながら、当時に思いを馳せてもらう場を創出した。近隣の渋沢栄一記念館や従兄である尾高惇忠の生家など、周辺施設との連携による観光周遊の促進も期待されている。
- 公式サイト
- https://www.city.fukaya.saitama.jp/shibusawa_eiichi/bunkaisan/1425343509929.html
- 所在地
- 埼玉県深谷市血洗島247-1
- 分野
- 人文
- 設立主体
- 深谷市
- 開館年月
- 2023年(令和5年)8月10日
リニューアルオープン - 規模
- 延床面積 約521.49㎡
展示面積 1階 96.17㎡ 2階 77.5㎡
- 業務範囲
- 展示施設設計
展示制作・工事
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