プロジェクトレポート 2019小牧山城史跡情報館「れきしるこまき」
信長が築いた石垣をプロジェクションマッピングで再現
信長が築いた石垣をプロジェクションマッピングで再現
小牧山城史跡情報館は、国指定史跡小牧山のガイダンス施設として建設された。 近年小牧山では発掘調査によって織田信長が築いた石垣が、山周辺で城下町が発見された。このうち上段だけでも2.5〜3.8mもの高さにおよぶ3段の石垣は人々を圧倒するものであった。しかし、文化財保護の観点から史跡整備を行うまでの間石垣は埋め戻され、現地に赴いても発掘時の写真等での紹介にとどまり、その迫力を体感させることが出来ないことが課題となっていた。 展示空間では石垣の迫力を伝えるために、実物大模型へのプロジェクションマッピングで再現し、併せて構造や工法を解説する映像も投影している。この実物大模型のある空間は天井を高くして石垣のスケール感を出すとともに、待機時間には小牧山の四季をイメージした演出をするなど、環境としても楽しめる空間とした。 その他、施設内にはこども体験コーナーも設置し、小牧山城に誘う工夫を随所に施している。
- 所在地
- 愛知県小牧市堀の内一丁目2番地
- 分野
- 国指定史跡ガイダンス施設
- 設立主体
- 小牧市
- 開館年月
- 2019年(平成31年)4月25日
- 規模
- 延床面積 999.24㎡
展示面積 330.67㎡ - 業務範囲
- 基本計画
展示施設設計
展示制作・工事
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