プロジェクトレポート 2017筑前町立大刀洗平和記念館新館
航空特攻に焦点をあて特攻の実相に迫る展示



航空特攻に焦点をあて特攻の実相に迫る展示
『特別攻撃隊(特攻)』については戦後さまざまな評価がなされているが、新館展示室ではコンパクトな空間の中で航空特攻に焦点をあて、陸・海軍が何故そのような戦法を取るに至り、どのような結果になったかを丁寧に説明している。 中央の象徴展示では沖縄の海岸に墜落して朽ち果てた、零式戦闘機のエンジンやプロペラ、機体の残骸を青い空や海、岩場などの背景の前でジオラマ風に再現しており、背景の裏側では多くの遺書を紹介している。 周囲の半円形壁面では、「特攻の時と場所」「米軍の防御」「特攻の戦果」「特攻以外の攻撃」などのこれまでにない視点で、米国国立公文書館や体験者の写真を中心にグラフィックで紹介している。また「特攻で戦死した若者たち」の展示は、戦死された陸・海軍の将兵3,898名について全員の特攻隊名、お名前、年齢、出身校、階級、戦死場所、戦死日を常設で表示し特攻の記録を今に引き継いでいる。
- 所在地
- 福岡県朝倉郡筑前町高田2561-1
- 分野
- 平和記念館
- 設立主体
- 筑前町
- 開館年月
- 2017年(平成29年)4月
- 規模
- 延床面積 423㎡
展示面積 107㎡ - 業務範囲
- 基本計画
建築設計・設計監理
展示設計
展示制作・工事
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