体験を通して楽しく防災行動を身に付けられる実践的学習の場

春日井市の旧消防署（梅ヶ坪町）は、庁舎の老朽化等に伴い2024年に北城町へ移転。併せて旧消防署の「防災展示室」も新消防署に移転・再整備された。
新消防署の1階には、旧消防署に展示されていたポンプ車を移設。姉妹都市であるケローナ市と春日井市の消防士の制帽や装具を比較できる展示も新設した。3階に新設した「防災学習コーナー」には、「身を守る行動を生活の中で実践できる力」を身に付けることをコンセプトに、ガイダンス映像のほか、地震・火災・風水害の疑似体験やクイズ映像などを通して楽しく遊びながら防災行動を身に付けられる場を整備した。また防火衣や活動服を着て写真撮影ができるフォトスポットや、春日井市の消防士の迫真の訓練風景や仕事風景を大型写真グラフィックでリアルに伝える展示等、消防士の存在をより身近に感じてもらい市民に広く愛される消防署としての広報機能も強化した。