プロジェクトレポート 2024福岡市地下鉄 薬院大通駅 福岡市動植物園サイン
来園への期待感を高める動植物に関する“トリビア”サイン
来園への期待感を高める動植物に関する“トリビア”サイン
福岡市地下鉄薬院大通駅は、副駅名に「動植物園口」と冠されることからわかるように福岡市動植物園の最寄り駅として多くの市民に利用されてきた。この度、動植物園開園70周年を記念し、駅構内のサインや装飾を全面的に刷新し動植物園までの期待感を高めることとなった。その背景にはエコロジーの視点から公共交通機関の利用を促すねらいもあった。
計画にあたり、動物の移動速度や大きさ、ライフサイクル、成長周期など、動植物に関する数値のトリビア(豆知識)を引用してサインや壁面をデザイン。駅から動植物園までの歩行距離を、「カメだと3時間20分」と表記するなど、誘導サインの概念を変える楽しいデザインを採用した。また、年間を通じた集客を図るために、植物の見ごろを図案化した大型カレンダーを設置するなど、各所に工夫を凝らし、地下鉄の構内自体が動植物園の導入空間であるかのような環境を演出。動植物園までの移動時間をも楽しめる要素とし、入園への高揚感を高める魅力的なウェルカムアプローチを実現した。
- 所在地
- 福岡県福岡市中央区薬院4丁目6-34
- 分野
- 公共空間
- 設立主体
- 福岡市
- 開館年月
- 2024年(令和6年)3月15日
- 規模
- 延床面積 6,750㎡
展示面積 1,418㎡
- 業務範囲
- 展示制作・工事
- 受賞等
- 第58回日本サインデザイン賞 入選( 外部リンク)
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