プロジェクトインタビュー
第12回プロジェクトインタビュー:
NOVARE Archives 清水建設歴史資料館 様
「NOVARE Archives清水建設歴史資料館」は、“挑戦のシミズ”をコンセプトに、イノベーションと人財育成の拠点「温故創新の森 NOVARE(ノヴァーレ)」の中に整備された展示施設です。館内には、初代清水喜助が1804(文化元)年に神田鍛冶町で創業した時代から受け継いできたさまざまな歴史資料や同社が手掛けた代表的な建築・土木の作品の模型等が展示されています。当社は歴史資料館の計画・設計・制作にわたり本プロジェクトをお手伝いさせて頂きました。本稿では、清水建設歴史資料館の整備に携わられた清水建設様の方々と当社のプロジェクト担当者が、プロジェクトへの想いやこだわりを語ります。

NOVARE Archives 清水建設歴史資料館 外観
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清水建設株式会社
NOVARE アーカイブス
ジェネラルコンダクター
館長 宮田 幹士 様 -
1987年清水建設入社。不動産開発部門、経営企画、スマートシティ担当等を経て、2021年4月からコーポレート・コミュニケーション部長として歴史資料館の開設準備を担当。2024年4月より運営開始に伴いNOVAREアーカイブスへ。多様なステークホルダーとの貴重なコミュニケーションの場としての運営を担う。
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清水建設株式会社
NOVARE アーカイブス
歴史資料館担当・学芸主任
田中 尚太 様 -
2008年清水建設入社。支店・営業所での営業を経て、2019年にNOVAREの建設計画を取りまとめる潮見プロジェクト室に着任。プロジェクト全体の事務局兼資料館計画の担当として展示検討、コンテンツ制作、展示許諾、展示工事の調整など資料館計画全般を担当。
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清水建設株式会社
NOVARE アーカイブス
歴史資料館担当・学芸員
𠮷村 香苗 様 -
2013年清水建設入社。都内各所の建設現場において経理・総務業務全般に携わりながら興味のあった学芸員資格を取得。歴史資料館の整備計画を知り自ら手を挙げ、2023年NOVAREアーカイブスに配属。以降、清水建設歴史資料館の展示企画管理業務を担当。
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株式会社トータルメディア開発研究所
プロジェクト事業本部 東日本事業推進第1部 副部長
長尾 大輔 -
2006年トータルメディア開発研究所入社。本社事業部で、コミュニケーション空間のプロデュース業務を担当。企業ミュージアム等の事業構想から空間体験のディレクションまで、一貫した施設開発を目指している。「NOVARE アーカイブス」では建築模型や大型プロジェクション等さまざまな手法を駆使して、「挑戦のシミズ」の歴史を伝え、コミュニケーションの起点となる空間の実現に寄与した。
資料館計画とイノベーションの拠点づくり、旧渋沢邸の再移築、3つのタイミングが重なり潮見の地に集約。
清水建設株式会社 宮田幹士 様(以下、宮田氏)
当館は、イノベーションと人財育成の拠点「温故創新の森 NOVARE」(東京都江東区)を構成する施設の一つです。敷地内には日本の資本主義の父と呼ばれ、当社の経営にも携わった渋沢栄一の旧邸宅や、大規模な実験スペースを備えた技術研究所の分室機能など全5施設がありますが、それぞれが段階的に計画されたというよりは、同時期に並列して形になっていきました。
資料館をつくる計画が始まったのは、2016年ごろです。その計画を進める他方で、当社の二代清水喜助が設計・施工を手がけ、青森県に移築されていた旧渋沢邸の維持保全が困難になっているという問題がありました。
また、2019年にシミズグループは新たな長期ビジョンを発表しました。それは“建設事業の枠を超え、時代を先取りする価値を創造し、持続可能な未来社会の実現に貢献する”というもの。この“スマートイノベーションカンパニー”実現のための拠点づくりも急務でした。
資料館計画と長期ビジョンに向けたイノベーションの拠点作り、加えて旧渋沢邸の再移築。この3つのタイミングが重なり、潮見の地に集約され、NOVAREという清水建設の挑戦のシンボルが生まれたのです。

5つの施設が集約された「温故創新の森 NOVARE」
途中、コロナ禍で工事が延びる事態もありましたが、晴れて2023年9月にNOVAREはオープンを迎え、2024年4月からは歴史資料館や旧渋沢邸の運用も開始しました。
株式会社トータルメディア開発研究所 長尾 大輔(以下、長尾)
最初にお話をうかがった時、研究機能、人材育成機能、さらに歴史資料館機能を有したイノベーション複合施設が都内にできると聞き驚きました。建設業界のイノベーション創出機能は、どちらかといえば地方にあるイメージです。
(宮田氏)
江東区はもともと渋沢栄一の邸宅や清水建設の技術研究所、木工場もあったので、そういう意味ではこの場所が良いのではないかということになりました。整備にあたっては社内で設計コンペをして徐々に現在のプランが出来上がっていったんです。
もともとこのNOVAREは、人材育成とオープンイノベーションの拠点として従来の建設業の枠を超えて新しい価値を提供する場として計画したわけです。ですから社員の意識改革や人材育成、そして建設業を目指す学生にも来てもらいたいという思いがありましたね。

NOVAREの中心に移築された旧渋沢邸(江東区指定有形文化財)
若手からベテランの社員まで、先人のイノベーションと熱意に感嘆の声をあげます。
(宮田氏)
NOVAREは一言で言えば“新しい価値を創造する場”。一方で当社は、創業から諸先輩方がそのときの未知の領域に挑んできた220年以上の歴史があります。脈々と続く清水建設の歴史から「進取の精神」を身近に感じ、未来に向けての新しいイノベーションの糧にしてほしい。この歴史資料館はそんな思いから生まれました。
来場者の対象は当社社員だけでなく、各ステークホルダーの皆様、取引先、同業者、学生、さらには一般の方々も含まれます。渋沢栄一が新1万円札の顔にもなったことから“旧渋沢邸のあるNOVARE”として注目されたのは、新札採用前から計画を動かしてきたこちらとしては想定外の反響でしたが、そのおかげもあり、今春からの一般公開が始まるとかなりの数の見学希望がありました。
とはいえ旧渋沢邸が目当てで来館された方も資料館に足を踏み入れると、あちこちから「シミズの歴史はすごい」と感嘆の声が上がる。そうした声は外部からだけではありません。入社して日の浅い社員からベテランの社員まで、「先人のイノベーションと熱意にうなる」という話もよく聞きます。

“挑戦のシミズ”の歴史を物語る歴史資料館展示室
ものづくりの原点を見つめ直し、清水建設の挑戦の歴史をしっかりと顕在化したかった。
(長尾)
企業ミュージアムや企業資料館をつくるとき、社員の方も、その過程で改めて自社を知るということがあります。建築文化の奥深さを深掘りするなかで新たな発見ができるのも、こうした館の機能の一つだと思います。
清水建設様が外部に向けて本格的な公開施設をつくるのは、今回が初めてと聞き、誰のために何を伝える場であるかと突き詰めたとき、やはり大事なのは“施設を見たあとに何を感じ、それをどう共有するか”だと思いました。そこで、展示を計画するのではなく、コミュニケーションの計画をつくろうと考えました。資料館というと、どうしても模型や映像の存在が目をひきますが、大切なのは対話やコミュニケーションが生まれる仕掛けづくりだと考えたんです。

整備当時のエピソードとともにプロジェクトを振り返る
静謐(せいひつ)な空間にレガシー(遺産)を設置する。それだけが目的なら、極端にいえば資料をきれいに並べればいい話です。ですが当館の位置付けは、ヒストリカルミュージアムというよりイノベーションアーカイブです。
“清水建設の歴史は日本近代の土木・建築の歴史そのもの”といわれるにも関わらず、清水建設様には“うちが日本一だ、日本初だ”と声高に叫ばずに、お客様(施主)や社会のためを考えてきた下支えの精神がある。だからこそ、その挑戦の積み重ねをあからさまにドラマチックに仕立てていくのは難しかったです。
ものづくりの原点を見つめ直し、そこから何かを感じ取ってもらうには展示にどんな工夫が必要なのか、その根本の整理にかなり時間を割いた記憶があります。
建築の仕事では多岐にわたる能力が求められることを、歴史資料から感じとって欲しい。
清水建設株式会社 田中尚太 様(以下、田中氏)
清水建設の創業者である初代清水喜助は、もともと宮大工の出身です。そこで導入では、当館のプロローグとして近世の大工棟梁(とうりょう)がどんな存在だったかを紹介する展示をしています。ケースのなかには、日光東照宮造営の大棟梁・甲良豊後守宗廣作の儀式道具や、同家が設計に携わった「江戸城本丸大奥絵図」なども飾られています。
建設の仕事はいまでこそゼネコンや設計会社、専門工事業者が分担していますが、かつては大工棟梁がその多くを一人でこなしていました。多岐にわたる能力が求められる存在だったという史実を当時の貴重な資料などを介して知り、ものづくりの源流を感じてもらえたらと意図しています。
続いての「清水文庫」は、近代の社史を展示するエリア。初代から6代目まで清水家が経営をしてきた時代を紹介しています。柱ごとに歴代経営者の肖像画・写真を飾り、その周囲に関係する資料を並べました。中央のひときわ目をひくケース内には、初代が着用し建設神事に用いられた「狩衣 玉虫色」のレプリカなどが並びます。

創業から200年以上つづく清水建設のものづくりの源流を伝える貴重な資料たち
当社にはたくさんの資料が現存していて、展示したい資料もたくさんあり、どう選定するのか悩んでいました。長尾さんから「情報は絞った方が、見る側の印象に残る」というアドバイスをいただいたことでぎゅっと内容を絞ることにしました。おかげで見やすく、わかりやすい展示になったと思います。
細部までこだわりぬいた精巧な模型で、先人の挑戦にじっくり向き合える展示をめざした。
(田中氏)
こちらの「エポック展示」は当社が手がけた代表的な建築・土木作品の模型を年代ごとに配し、近代化の歩みを肌で感じてもらうためのエリアです。


清水建設が手掛けた代表的な建築・土木の作品の模型等が展示された「エポック展示」
国内初の銀行である第一国立銀行や京都市の平安神宮など、全部で24点。第一国立銀行は敷地全体がわかる縮尺模型以外に、建物部分のみを模型にしたものと、同銀行の外観の一部を原寸復元模型にしたものも展示しています。
(長尾)
第一国立銀行といえば、日本にある資料は大抵が同じ構図ばかりです。オランダで撮影された、より高精細な写真を歴史資料館チームが発見したのは幸運でした。
おかけで、鬼瓦や風見鶏などの細かな部分まで再現できました。

細部までこだわり、再現された模型たち。第一国立銀行 (三井組ハウス)
(田中氏)
模型は、とにかくやりすぎなぐらいにこだわりました。ここまで高精細なものはなかなかつくれないと思います。すべて白色なのは部屋の内装が黒色を基調としているためです。静謐な空間のなかで建設業の先人の挑戦にじっくり向き合い、細かな造形に注目していただくなら、やはりコントラストが映える白がベストだろうと考えたからです。
(長尾)
ミュージアムでは模型に下からライトを当てて空間に浮かび上がらせる照明演出が一般的ですが、ここでは調色・調光ができる照明を活かして、実際に外で建物を見るのに近い雰囲気を演出しています。
施工中のプロセスを表現した国立代々木競技場の模型は、挑戦の歴史を伝える象徴。
(宮田氏)
白眉(はくび)は、やはり一番奥にある国立代々木競技場の模型でしょう。戦後最大のスポーツイベントとなった第18回五輪東京大会(1964年)のシンボルだった同競技場ですが、これだけは完成形ではなく施工中のプロセスを表現した模型にしました。

完成形ではなく、施工途中の様子を模型にすることでチャレンジの瞬間を伝えた(国立代々木競技場)
それは、この競技場が当社にとって最も困難を極めた建築の一つだったからです。設計は高張力鋼による吊り屋根構造です。2つの曲線を組み合わせた大胆さが目をひきますが、前例のない特異なデザインでもあります。
短工期で、これまでになかった設計の建物をつくらなくてはいけない──。工事は困難を極めたといいます。建設人の英知を結集したチャレンジの瞬間を伝えることは、本館の大きな役割といっていいでしょう。
清水建設株式会社 𠮷村香苗 様(以下、𠮷村氏)
工事している人や資材などは、写真を参考に再現していきました。資材置き場の状況からは、技術的課題と工期に追われる当時の様子がみてとれます。クレーンの向きが一つひとつ異なるところからも、本当に忠実につくっているのがわかります。
(宮田氏)
模型を手がけた担当者は、当時の工事記録や施工担当者のメモなどを読み進めるうちに、約60年前に戻って現場の一員になったような錯覚を覚えたそうです。それだけに魂が込められている。本物の競技場は着工から約19か月という強行スケジュールでしたが、この模型をつくるのにはそれ以上の約2年かかっています。その分、精巧な出来栄えに仕上がっているわけです。
(宮田氏)
追い込みが続きオープンが近づくなか、清水建設の歩みや取り組みをさまざまな切り口で紹介する企画展示は、最後まで何をするか決まらなかった場所です。それを見事にまとめてくれたのが、現場から本プロジェクトへの参加を志願してくれた𠮷村さんです。
最初の企画展示は清水建設の原点にふれる伝統建築に関する展示とした。
(𠮷村氏)
今後は随時展示替えをしていく予定ですが、清水建設の原点が宮大工というのもあり、最初はやはり「伝統」に触れるべきかと考え、企画展示の第1回は、神社仏閣など15に絞った伝統建築に関する展示をすることにしました。

宮大工を原点にした清水建設の歴史を伝える企画展示
当社には、社寺建築・住宅部という伝統建築を専門にする部署があります。社寺専門の方々とワーキンググループをつくり、数ある建築のなかから何を取り上げるかを話し合って決めていきました。伝統を守り新しい手法を取り入れた当時の技術の粋を集めて造られたのが神社仏閣や城郭です。チャレンジをテーマとする本館の初めの企画展示として、ふさわしいものになったのではと自負しています。
(宮田氏)
明治神宮や増上寺など、選ばれた建築物は今も残っているものばかり。歴史がありながら現在の暮らしにもつながっているため、興味を持ちやすい内容になっているのではないでしょうか。一般的な建設会社のイメージと異なる仕事でもあるため、来館者の多くは「こんな建築も手掛けていたのか」と驚かれます。
(田中氏)
こちらの「デジタルライブラリー」は、文字検索を取り入れず、あえて目的の建築物・構造物に直接たどり着けない仕様にしました。たとえば自分の住む地域を検索して「あれも清水の仕事なんだ」と発見する面白さを体験してほしいからです。登録は現段階で約2700件。その時々の出会いを楽しんでほしいと思います。

約2700件の清水建設の建築・土木実績に“出会える”「デジタルライブラリー」
展示室の大壁面を利用した映像では、220年以上におよぶ清水建設の歴史をダイナミックに展開した。
(長尾)
展示室の大壁面を利用した映像展示ですが、事業やものづくりに精進した人々のゆるぎない信念や課題を解決していく技術などを伝えるために、220年以上におよぶ清水建設様の歴史の中から、いくつかのストーリーを抽出しています。
視聴時間は10分程度。計画当初は立ってご覧頂く適正な時間を考慮して、5、6分の予定でしたが、試写をしたら「物足りない」との声があり、あれもこれもと熟考を重ね、最終的に10分になってしまいました(笑)。
(宮田氏)
物語をどうまとめるかは大変でしたが、その甲斐もあり、見た方からはうれしい反響ばかり。当社の社員も「あの映像を自分のお客様に見せたい」と口々に話しています。

220年以上におよぶ清水建設の歴史をダイナミックに紹介する映像
(宮田氏)
清水が歩んできた歴史や培ってきた技術を迫力の映像と音で体験すると、多くのお取引先様は「すごい」とつぶやく。その声を隣で聞いた当社の社員は、かけがえのない誇りやモチベーションを得ることができます。
そうした体験ができるからこそ、多くの社員に当館を訪れてほしいのです。NOVAREはオープンして1年以上経ちますが、まだ来訪できていない社員はたくさんいます。先人の挑戦を未来につなげ、ものづくりを継続していくためのこの場所に足を運びやすくする方法を目下検討中です。
(田中氏)
家族見学会ではお子さんが「お父さん・お母さんの会社ってすごいね」と目を輝かせ、親御さんは「我が子はいい会社に入った」とうなずきます。当館を含めたNOVAREへの来訪は、社員にとって取引先だけではなく、家族からも会社を知ってもらえるいい機会になるはずです。
関係先への確認と展示準備を同時進行する日々。資料館プロジェクトはチャレンジの連続だった。
(𠮷村氏)
社内調整に加え、大変だったのがお客様との展示内容の調整です。当社が施工したとはいえ、実際の建物は施主様の持ち物です。写真の使用許可に始まりすべて事前にご確認いただかなくてはなりません。
確認いただく先は約300社もありました。全国の営業担当の皆さんに確認対応に協力いただく一方で、展示準備も同時に進める必要があります。調整の結果によっては、長尾さんに「すみません。これちょっと変更になりました」とお願いすることも。その節はいろいろとご面倒をおかけしました。
(宮田氏)
当館の展示コンセプトは「挑戦のシミズ」ですが、実際、本プロジェクトもチャレンジの連続でした。通常、当社の仕事は依頼を受けてから始まります。ところが、こちらはゼロからのスタート。当社としても非常に貴重な体験だったと思います。

「挑戦のシミズ」の歴史を展示として伝えるのは、まさに挑戦の連続だった。
“挑戦”は毎日のなかにある。展示はそのきっかけをつくる媒介と考えています。
(長尾)
個人的には、歴史資料館が単体で独立しているというより、挑戦という言葉をハブにして、NOVAREの5つの施設がつながっている印象を持ちました。昔やったこと、いまやっていること、これからやること──。それらを見つめ直し、共創のためのコミュニケーションの場ができたことにNOVAREの価値があると感じています。
そのなかの「歴史パート」を担っているのが歴史資料館です。挑戦の歴史を通じてコミュニケーションをする起点が生まれたことは重要な意味を持つのではないでしょうか。
挑戦とは、何も「世界で初めて」をしないといけないわけではありません。進むか、やめるかの分岐は毎日のなかにあります。一歩踏み出すためのマインドをつくるため、こうした場があり、対話がある。今回の展示物はそれらを想起させるための、いわば一つの「媒介」です。
課題があれば「諦めよう」ではなく「どうやって解決しようか」。もともと清水建設様の現場はそうした考え方を持つ方が多い印象を受けます。当社としてはその発想につながる潤滑剤に少しでもなれたのならうれしい限りです。
(宮田氏)
今後の展望ですが、まだNOVAREに来ていない社員も多いので、まずはできるだけ多くの社員に訪れてもらうこと。加えてBtoB(企業間取引)のお客様だけでなく、日本の建設業の資料館として世に広く認知してもらえるよう、一般の方々にどう開いていくかも課題です。展示制作だけでなく施設運営の知見もあるトータルメディアさんには、今後もご指導いただければと考えております。

2025年7月「NOVARE Archives 清水建設歴史資料館」にて収録
NOVARE Archives 清水建設歴史資料館に関するプロジェクトレポート

創業220年にわたるシミズの挑戦の歩みを新たな価値創造へ
清水建設歴史資料館は、次世代への変革に対応すべく新設されたイノベーション拠点「温故創新の森
その他のプロジェクトインタビュー

第13回:
日本科学未来館 様
「既知の知識を伝える」のではなく「未知へのわくわくを共有する」展示をめざして

第12回:
NOVARE Archives 清水建設歴史資料館 様
資料館計画とイノベーションの拠点づくり、旧渋沢邸の再移築、3つのタイミングが重なり潮見の地に集約。

第11回:
まほうびん記念館 様
全国から多くの方々が来館。まほうびん発祥の地・大阪で、その歴史を語り継げるのはとても意義がある。

第9回:
UR都市機構 様
URの果たしてきた社会的役割と存在意義をしっかりと伝える施設を目指して

第8回:
名護博物館 様
『名護・やんばるのくらしと自然』の素晴らしさを後世に伝えるために

第7回:
福澤諭吉記念 慶應義塾史展示館 様
福澤諭吉の生涯や今なお新しい思想とともに、慶應義塾の理念を発信する展示館を目指して

第6回:
JX金属 磯原工場ショールーム ISOHARA Showroom 様
先端素材の広がりやさらなる可能性を想起させる次世代型ショールームを目指して

第5回:
京急ミュージアム 様
京急グループ本社新社屋ビルに、お客様の歓声が響く“にぎわい施設”をつくる!

第4回:
石川県立図書館 様
“思いもよらない本との出会いを生み出す”新たな概念の図書館を目指して

第3回:
スペースLABO(北九州市科学館)様
多くの人たちにとってワクワクする『科学の入口』となる施設を目指して

第2回:
高砂熱学イノベーションセンター MIRAI MUSEUM AERA 様
「空調」に対する認知度向上と、高砂熱学工業のブランディングを目指して


