プロジェクトレポート 2022東鉄総合研修センター 安全研修室
実際の事故状況のリアルな追体験で安全への意識を向上
実際の事故状況のリアルな追体験で安全への意識を向上
鉄道関連工事のリーディングカンパニー東鉄工業が運営する東鉄総合研修センターは、実習線、大型保線機械などを使った実技研修を通して技術力と安全意識の継承、向上を図る施設である。同センター内に計画された安全研修室は、「安全はすべてに優先する」という企業理念のもとに、たゆまぬ安全性向上への意識啓発を図る事が命題であった。
このため、安全研修室では、利用者や工事従事者などの様々な視点で事故の状況をとらえるコーナーを配置し、講師がその日の受講者に合わせてタブレットで自由に解説コンテンツを呼び出して組み換えられるようにしている。事故の現場を象徴的に再現した映像演出や、事故の様子をリアルに追体験できるVR映像も導入し、まさに事故現場にいるかのような迫力と緊迫した状況を伝え、受講者が安全管理を我が事として捉え、心に刻めるように構成した。また、過去だけでなく現在の各工事現場で働く社員の姿と安全対策についても紹介し、安全への連帯意識を高めている。
- 所在地
- 茨城県つくばみらい市紫峰ヶ丘2-1
- 分野
- 研修施設
- 設立主体
- 東鉄工業株式会社
- 開館年月
- 2022年(令和4年)3月24日
- 規模
- 展示面積 159㎡
- 業務範囲
- 基本計画
展示施設設計
展示制作・工事
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