プロジェクトレポート 2020
はつかいち・みやじま情報センター



木材産業の街を印象づける外観









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世界遺産「宮島」と廿日市の魅力を楽しみながら学ぶ
本施設は宮島口旅客ターミナル内に整備された、世界遺産「宮島」の観光の起点である。館内は、宮島の歴史・文化への理解を促す「宮島ゾーン」と、廿日市の観光情報を提供する「廿日市ゾーン」に分かれており、廿日市市が木材産業の街であることを来館者に印象づけるように木調の意匠を採用している。
宮島ゾーンには、映像演出による「歴史屏風」を設置し、色鮮やかな巌島図会(宮島名所絵図)がダイナミックに動き出す演出で、来館者の期待感をふくらませる。おすすめスポットを楽しく探る「宮島ルーレット」や「世界遺産宮島クイズコーナー」など、体験型展示も導入。宮島に渡る前に宮島について楽しく体験学習できる場としている。一方の廿日市ゾーンは、多彩なイベントや企画展などが行えるよう、可動什器を導入。フレキシブルな空間で、市内外の観光交流を促進し、地域活性化を促す活動拠点としての機能も持たせるよう整備した。
■所在地 | 広島県廿日市市宮島口1丁目11-1 宮島口旅客ターミナル2階 |
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■分野 | 観光 |
■設立主体 | 廿日市市 |
■開館年月 | 2020年(令和2年)8月7日 |
■規模 | 延床面積 2148.71㎡ 展示面積 205㎡ |
■業務範囲 | 展示施設設計 展示制作・工事 |