堀内誠一は『ぐるんぱのようちえん』『たろうのおでかけ』など、人気作を数多く世に残した絵本作家です。日本で童話集や絵本など子どもたちのための出版が盛んになった1950年代後半にデビューした堀内は、生涯で約80冊の絵本、そしてやく70冊にのぼる挿絵本を手がけました。その多彩な作品を紐解けば、戦後、どのような絵本が作られていったのか、そんな歴史も見えてきます。「たろう」シリーズをはじめ、子どもが自分の意志を持って活躍する物語を堀内はいきいきと鮮やかに描き出しました。本展では堀内の作品における、子どもをめぐる物語に着目します。子どもたちが輝き、努力し、空想し、冒険する、「堀内誠一　子どもの世界」をお楽しみください。

『どうくつをたんけんする』コーナーの展示風景

公式サイト：「堀内誠一　子どもの世界」（ 外部リンク）