写真説明

1 平安時代装束と調度展示
2 光源氏の生涯を描く絵巻ビジョン
3 本編と十帖の展示をつなぐ結界空間

所在地 京都府宇治市宇治東内45-26
館 種 文学
設立主体 宇治市教育委員会
開館年月 1998年(平成10年)
11月
規 模 建築面積 2,248.00m2
延床面積 2,940.00m2
展示面積 888.00m2
業務範囲 企画
展示設計
展示製作
展示設計監理

掲載ページの内容について許可なく
複製又は使用する事を禁止します。

源氏物語世界の創出

宇治市源氏物語ミュージアムは、『源氏物語』の叙述に従い本編と宇治十帖とに空間を2分し、その間に結界空間をおく構成をとっている。本編では、光源氏と女性たちを語る32面マルチ映像の他に、牛車や女房装束、調度、六条院の模型などによって、華麗な『源氏物語』の世界を描きだしている。宇治十帖では、宇治八の宮邸の想定復元を中心に、音と光による演出によって空間を構成した。この宇治十帖には映像展示室が含まれ、ここは映像展示室の待ち合いスペースにもなっている。そして、光の演出などによる装置と昇降する橋によって、観客を映像展示室へと導入する。200インチの画面には、人形師ホリ・ヒロシ氏と篠田正浩監督による、ハイビジョン映像「浮舟」が上映される。展示の最後には『源氏物語』の登場人物のイラストと解説によって、『源氏物語』の概略が理解できる構成にしている。

◆館の公式サイト