写真説明

1 出島の歴史的背景を伝える導入展示
2 オランダ商船の生活再現模型
3 当時の輸出入品

所在地 長崎県長崎市出島町9-15
館 種 歴史
設立主体 長崎市
開館年月 1998年(平成10年)
10月
規 模 建築面積 391.64m2
延床面積 783.28m2
展示面積 480.19m2
業務範囲 展示設計
展示資料調査
展示製作

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出島の歴史を語る展示施設として
明治期の教会建築を活用

出島史料館は、長期出島復元整備計画の先駆けプロジェクトとして、平成10年10月1日、オープンした。当館は、史跡「出島和蘭商館跡」に遺る旧出島神学校を活用した出島の歴史と意義を伝える展示施設である。展示構成は、出島の全体像が系統的に理解できることを目的として、「貿易」と「文化」という大きく2つの視点からなっている。1階では貿易センター機能、出島を主テーマとし、当時の輸出入品の展示とオランダ商館における生活の様子を紹介している。2階では鎖国時代、日本で唯一西洋に開かれた窓口であった出島を通じてもたらされた学問や文物等を紹介し、出島が日本の近代化の中で果たした役割を明示している。実際の展示に当たっては、史跡指定されている木造建築物の雰囲気を損なわず、更に展示空間としての効果を高めるために、ワイヤー展示システムを採用した。又、観光施設的側面も考慮し、オランダ商館の生活シーン再現には、総数200体を超える人形模型を配して、巾広い層の人びとに楽しんでもらえる展示とした。

◆館の公式サイト
なし