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約10年の活動を経た施設を、関係者からの3年におよぶきめ細かなコンサルティングに基づき、大規模なリニューアルを行った。 市民からの要望にこたえ、民俗と考古の分野を中心とした展示内容を、通史・民俗・産業・情報の分野からなる、人文総合博物館展示を衣がえした。なかでも通史展示は、時をさかのぼる(倒叙法)展示の手法を導入し、通常の通史とは一風変わった印象を与えるものとなっている。 ●建設設計と共同で、館の運営に支障のない増築や展示室の利用を検討し、事務と学芸のスペース確保、そして、資料の移動をはじめ、運営における使い勝手を重視した設計を推進した。 ●代々この地に暮らす人にも、新しく移り住んだ人にとっても、郷土を知るうえで「新しくそして変わらぬもの」を伝える。まさしく、「良き母」のような、コミュニティー機能を優先した郷土博物館である。