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本館は、「狭山茶」の産地である埼玉県の西北部に位置する入間市の郷土の歴史、自然、主産業の「茶」から、科学までをも扱った総合博物館である。 特に地元の狭山茶に代表される「茶」に焦点をあてて、国内外の飲茶習慣をとりあげた展示が大きな特徴である。世界の主だった飲茶習慣、日本各地に伝承される特殊な飲茶習慣や製茶方法を紹介し、中国から日本へ、そして入間へと至る「茶」の歴史的な経緯を総合的に伝えている。 ●世界の飲茶習慣では、飲茶風景を部分的に情景再構成し、さらに、日本への茶の伝播の歴史を、室町時代の寺社門前の掛茶屋と戦国時代の草庵の茶室の実大復元で示しており、体感する展示としている。 ●郷土の歴史の表示では、資料とその背景にある歴史の流れの相関を理解し得るよう屏風状のグラフィック形態をとった。