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「職業は寺山修司」と自称した寺山-その存在を余すことなく表現するために、外構から建築そして展示へと全ての計画にわたり挑戦をした。 ●施設の全景は、上方から見ると、寺山がこだわった柱時計を彷彿とさせる。また、屋外ステージと観客席を設け、屋外演劇ができる仕組みにもなっている。 ●静かなうねりを見せる建物の壁面には、149枚の色彩やかな陶板が貼られている。その一枚一枚に、寺山に関連した作品や寺山ゆかりの人びとが描いた絵や文字が表現されている。 ●展示室内は、11台の机と巨大な滑走路(舞台)によって構成されている。各机の引出しには、寺山修司が置き忘れていった宝物が様々な仕掛けで詰まっている。来館者には、引出しに潜んでいる寺山を探しだす楽しみがある。滑走路(舞台)上には、かつて、演劇や映画で使われた道具類や機械類が所せましとばかりに配置され、スポットの動きにあわせて浮かび上がる。