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静岡市丸子、かつて東海道五十三次の宿場町として栄えた面影をのこす街並にほど近いところに、静岡市の奥座敷ともよぶべき佇まいをみせる、「体験工房 一駿府匠宿」がある。 この施設では、江戸時代から静岡市に受け継がれてきた、木工(挽物、指物) や竹千筋細工、蒔絵、和染などさまざまな伝統工芸について、周囲に鹿史的な 面影をのこす心地よい環境のなかで、木や竹といった伝統工芸づくりにつかわ れる自然素材や道具にふれながら、工芸品づくりを体験することができる。展示は、この手づくり体験への導入として位置づけられ、伝統工芸に対する興味 や関心を喚起し、伝統工芸を育んだ歴史と地域への理解を深めることを目的に している。シアター形式の展示で、江戸時代の街道をいきかう旅人の様子をか り、旅の途中でさまざまに伝統工芸との出会いを体験する展開となっている。