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南館は、播磨ゆかりの文人たちを顕彰する姫路文学館の機能をより充実させるために建設されたもので、隣接する北館では取りあげられなかった文人たちを中心に、その作家観と精神世界をテーマにした文学博物館である。 ●1階には、祖父の代まで姫路にあり、自らもこの地に深い愛情を寄せた司馬遼太郎の作品世界と播磨との関わりを、資料とグラフィックと映像を中心として立体的に構成する「司馬遼太郎記念室」を設けている。 ●地下1階には、150インチスクリーンと9面マルチ画面を組み合わせた大型映像システムで播磨の精神風土や文人群像を紹介する「映像展示室」がある。この中の、解説映像装置と展示装置を組み合わせた展示ユニット什器は、館外貸出機能を備え持ち、多彩な文学情報を随時テーマを変えて紹介していくもので、新しい文学館としての展示の方向性を創出したものである。