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「子どもたちが自分だけのストーリーを自由につくれるように」ということで、従来の博物館や科学館にあった“展示導線”はここにはない。展示空間は7つのコーナーにわかれているが、どこからでも、どのようにでも、その場所にアクセスできるように建物自体が工夫されている。展示では、3層の展示エリアを「地球」に見立て、1階から3階までを「海の中」「地中」「陸地」「空」「宇宙」などをイメージして、それぞれに空間を演出している。子どもたちは、探検気分でこの空間にいどみ、海にもぐり、山をくぐり、空をとびかけまわる。学校の教科書にそって、順をおって学んでいくのではなく、地球の仕組みや海の生物、陸の生物や空の世界、宇宙の不思議など、自分自身で気づき、感じていく。博物館や科学館があたえるのではなく、自分たちで学びとる。「子どもたちが主体」を、本当に実現させた施設。